徳川美術館の所蔵する重要文化財「本作長義」と公益財団法人足利市民文化財団の所蔵する重要文化財「山姥切国広」の相互貸与による、2振同時展示企画『伯仲燦然(はくちゅうさんぜん)』を2025年に開催! 同時にPCブラウザ・スマホアプリゲーム『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも決定! 刀剣の魅力に迫っていきましょう。

開催に関する情報は随時SNS等でアップデートされるため、細目にチェックしよう!

名刀「本作長義」「山姥切国広」2振同時特別展と『刀剣乱舞ONLINE』

徳川美術館(愛知県名古屋市東区徳川町1017、館長:徳川 義崇)と栃木県足利市(栃木県足利市本城3丁目2145、市長:早川 尚秀)は、徳川美術館の所蔵する重要文化財「本作長義」と公益財団法人足利市民文化財団の所蔵する重要文化財「山姥切国広」の相互貸与による、2振同時展示企画『伯仲燦然(はくちゅうさんぜん)』を2025年に開催することをお知らせいたします。

本企画は2振を並べてご覧いただくことで、所有者・刀工・歴史・造形・逸話など刀剣の持つ多様な魅力をご紹介し、日本文化の継承に寄与することを目的としたものです。

また、本企画でのPCブラウザ・スマホアプリゲーム『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも決定いたしました。詳細は各X(旧Twitter)アカウント等で随時更新いたします。

伯仲燦然キービジュアル【通常ver】

●「徳川美術館かろやかツイート」公式X(旧Twitter): https://x.com/tokubi_nagoya

●徳川美術館『時かける名刀/伯仲燦然』特設WEB: https://www.tokugawa-art-museum.jp/touken2025/

●「山姥切国広 縷縷(るる)プロジェクト-美しき名刀に魅せられた人々の想いを未来へ-」公式X(旧Twitter): https://x.com/kunihiro_ruruPJ

●足利市『伯仲燦然』特設WEB: https://ruru-project.com/hakuchusanzen/ ※2024年8月29日時点ではティザーのみ公開

重要文化財 本作長義 徳川美術館蔵

重要文化財 山姥切国広 公益財団法人足利市民文化財団蔵

■本企画『伯仲燦然』にこめられた想い

『伯仲燦然』という言葉は、輝かしい2振の名刀が同時に展示されることをあらわしています。

「本作長義」と「山姥切国広」は、その姿が非常に近しいことから、本歌(本作長義)と写し(山姥切国広)であると伝わり、双方が今日まで現存しつつ、ともに重要文化財に指定されている唯一の存在です。

「本作長義」を主君より拝領した足利長尾家6代当主・長尾顕長がそれを名誉とし、刀工・国広にその旨の銘文を刻ませ、また「本作長義」の写しとして作らせたのが「山姥切国広」だと考えられています。顕長の所持からおよそ100年後、「本作長義」は尾張徳川家の所蔵となり今日まで名古屋に、「山姥切国広」は2024年に作刀の地とされる足利市で継承されることとなりました。

この2振がそれぞれのゆかりの地である、名古屋市と足利市で同時展示される今回の企画は、刀剣の歴史と文化を幅広い層に向けて発信する絶好の機会になると捉えています。

■2025年2月より足利市立美術館にて、特別展『山姥切国広展』を開催

見どころは「本作長義」と「山姥切国広」が約435年の時を超え、足利の地に相並ぶことはもちろん、刀工国広にスポットを当てその軌跡を、国広ゆかりの刀剣とともに紐解いていきます。

『縷縷プロジェクト』による国広取得後初めてのお披露目となる本企画は、ご支援いただいた皆さまをはじめ多くの方々にお楽しみいただけるよう準備を進めてまいります。

≪特別展『山姥切国広展』概要≫

名称  :山姥切国広展

開催日程:2025年2月8日(土)~3月23日(日)

場所  :足利市立美術館(栃木県足利市通2丁目14-7)

※詳細は随時お知らせいたします

≪重要文化財「山姥切国広」について≫

名称  :刀 銘 九州日向住國廣作 天正十八年庚寅貮月吉日平顕長

制作年 :天正18(1590)年

刀工  :国広

寸法  :長70.6cm、反2.8cm

指定種別:重要文化財(昭和37(1962)年6月21日指定)

所有者名:公益財団法人 足利市民文化財団

■2025年6月より徳川美術館にて、特別展『時をかける名刀』を開催

徳川美術館の所蔵する国宝・重要文化財などの名刀、約60振を総ざらいする大規模な刀剣展です。複数の天下人に愛された、あの戦で使われたなど、名刀ならではの“物語”に着目することで、由緒と造形美の両面から刀剣をお楽しみいただきます。

「本作長義」は通期、「山姥切国広」は前期日程(2025年6月14日(土)~7月27日(日))にてご紹介します。

≪特別展『時をかける名刀』概要≫

名称  :徳川美術館・蓬左文庫開館90周年記念夏季特別展『時をかける名刀』

開催日程:2025年6月14日(土)~9月7日(日)

     ※うち、前期にあたる6月14日(土)~7月27日(日)に『伯仲燦然』を実施

場所  :徳川美術館(愛知県名古屋市東区徳川町1017)

※詳細は随時お知らせいたします

≪重要文化財「本作長義」について≫

名称  :刀 銘 本作長義 天正十八年庚寅五月三日ニ九州日向住國廣銘打

     長尾新五郎平朝臣顕長所持

     天正十四年七月廿一日小田原参府之時従 屋形様被下置也

制作年 :南北朝時代

刀工  :長船長義

寸法  :刃長71.2 反り2.4 茎長16.7

指定種別:重要文化財(昭和25(1950)年8月29日指定)

所有者名:公益財団法人 徳川黎明会 徳川美術館

■『伯仲燦然』開催を記念して、『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも決定!

徳川美術館と足利市の相互貸与による2振同時展示企画開催を記念して、『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションも実施が決定いたしました。

詳細については随時お知らせいたします。どうぞご期待ください。

ビジネスeye

日本刀の価値は、その歴史的、文化的、芸術的な側面から多角的に評価されます。

価値を決める要因としては、

歴史的価値
日本刀は1000年以上の歴史を持つ文化財です。特に平安時代から江戸時代にかけて作られた刀は、その時代性や希少性から高い評価を受けます。

芸術的価値
日本刀は単なる武器ではなく、美術品としての側面も持ちます。刃文の美しさ、全体のバランス、鍛錬技術の高さなどが評価の対象となります。

技術的価値
日本刀の製作には高度な技術が必要です。刀鍛冶による鍛錬から、研ぎ師による仕上げまで、多くの工程を経て完成します。

現在の貨幣価値の目安

鑑定書のランク
日本美術刀剣保存協会による鑑定書のランクは、刀の価値を示す重要な指標です。

  • 保存刀剣: 10万円〜100万円
  • 特別保存刀剣: 30万円〜300万円
  • 重要刀剣: 100万円〜500万円
  • 特別重要刀剣: 500万円以上

これらはあくまでの目安であり、蒐集家により、値段は上がります。美術品としての価値は感じる人により上下します。刀剣に触れる際に何かの参考にしてみてはいかがでしょうか。

≪『刀剣乱舞ONLINE』とは≫

名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた"刀剣男士"。あなたは彼らを率いる“審神者”となり、歴史を守る戦いに出ます。

短刀、脇差、打刀、太刀、大太刀、薙刀、槍、剣の計8 種の個性豊かな刀剣男士を集めて育て、あなただけの部隊を結成し、様々な合戦場を攻略していく刀剣育成シミュレーションゲームです。

PCブラウザ版とスマホアプリ版でのサービスを提供しており、両方でお楽しみいただけます。累計ユーザー数1,300万突破!

●『刀剣乱舞ONLINE』公式WEBサイト: https://www.toukenranbu.jp/

※各特別展の詳細及び『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションに関する最新情報は、随時、各X(旧Twitter)アカウント等にてお伝えいたします。

●「徳川美術館かろやかツイート」公式X(旧Twitter): https://x.com/tokubi_nagoya

●「山姥切国広 縷縷(るる)プロジェクト-美しき名刀に魅せられた人々の想いを未来へ-」公式X(旧Twitter): https://x.com/kunihiro_ruruPJ

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