開催まで残り6カ月になった大阪万博ですが、その準備状況や参加国が気になるところですが、国内参加パビリオンでは準備が順調に進んでいます。
大阪ヘルスケアパビリオンのアテンダントユニフォームの発表がありましたので、紹介していきたいと思います。
大阪・関西万博2025 大阪ヘルスケアパビリオンアテンダントユニフォームのデザイン
▲大阪ヘルスケアパビリオン アテンダントユニフォーム
公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオンは、2024年10月13日(日)、2025大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンのアテンダントユニフォームを発表しました。
アテンダントユニフォームは大阪府大阪市に本社を置く株式会社髙島屋が手掛け、パビリオンの世界観を表現したデザインで、会期終了後のリサイクルを想定した素材を採用してつくられました。
このユニフォームを着用した本パビリオンのアテンダント124名が、来館者を迎えます。
●“自然と調和する”デザインでパビリオンの世界観を表現
本ユニフォームは、大阪ヘルスケアパビリオンのテーマ「REBORN」から着想を得て、デザイナー小出真人氏によってデザインされました。
パビリオンロゴのシンボルであるタマゴや大阪を象徴する水のイメージが、曲線的なラインやフォルムで表現されています。
また、ユニフォームカラーもパビリオンロゴに合わせ、水や植物、自然との調和を表すグラデーションで彩っています。
●性別・季節を問わず着用できるボーダーレスなユニフォーム
アイテムはすべて男女共用で、季節ごとの衣替えもありません。
会期を通して半袖カットソー・長袖カットソー・ベストを気温等に合わせて自由に組み合わせることで、着用者が柔軟に寒暖差に対応できます。
●リサイクル前提でつくられ、ユニフォームも「REBORN」
このユニフォームはリサイクルを前提としたサーキュラーデザインのもと作られ、リサイクル性を高めるため、すべてのウェアアイテムでポリエステル素材を採用しています。
会期終了後はポリエステル原料にリサイクルされます。
大阪ヘルスケアパビリオンは、『REBORN “「人」は生まれ変われる” “新たな一歩を踏み出す”』のテーマのもと、オール大阪の知恵とアイデアを結集し、大阪の活力、魅力を世界に発信すべく、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。
【アテンダントユニフォーム概要】
名称:大阪ヘルスケアパビリオン アテンダントユニフォーム
ユニフォームアイテム:アイテム数 7点 *すべて男女共用 長袖カットソー、半袖カットソー、
ベスト、パンツ、帽子、鞄、シューズ
製作:株式会社髙島屋
デザインコンセプト:大阪ヘルスケアパビリオンのテーマ「REBORN」から着想を得て、
パビリオンロゴのシンボルであるタマゴや大阪を象徴する水のイメージを
曲線的なラインやフォルムで表現
採用素材:リサイクルを前提としたポリエステル素材
機能性:運動性を高める設計とハイストレッチ素材の使用
細部に高い通気性を確保する為の通気口(ベンチレーション)を設計
▲大阪ヘルスケアパビリオン アテンダントユニフォーム(着用パターン)
デザイナー 小出 真人 / こいで まさと
マロニエファッションデザイン専門学校卒。最終学年時に「神戸ファッションコンテスト」で特選を受賞し、イタリア留学資格を得る。
2001年、イタリアに渡り、ミラノにある「イスティトゥート マランゴーニ」のファッションデザイン学科マスターコースに入学。在学中に応募した、LVMHグループの「モエ・エ・ シャンドン」とイタリアのファッション協会「モーダイタリア」が共催する「Moët & Chandon young fashion award 2002」で、グランプリを受賞。副賞として、Roberto Cavalliで研修を受ける権利を獲得。
2015年から大阪を拠点に活動
2003年、Roberto Cavalliのフィレンツェ本社での研修を経て、2004年Tre社に入社。北イタリアの自然豊かな町ビエッラに移り住み、hLam、Drumohr、Barbisio、Cariaggi、J.LINDEBERG、mila schonなどのブランドに携わる。
2012年独立し、2015年帰国し大阪に拠点を移す。2018年自身のブランドAtelier M/Aをスタート、アマゾンファッションウィーク東京に参加。カーシーカシマ株式会社で企業ユニフォームのデザインを行いつつ、クリエイティブでサスティナブルな取り組みに注力。
ビジネスeye
大阪・関西万博への他国の参加状況については、以下のような状況となっています。
参加表明国数
これは主催者側の目標である150カ国・25国際機関に近い数字となっています。
パビリオン出展の状況
海外パビリオンの出展方法は主に3つのタイプに分かれています:
- タイプA:参加国が独自にパビリオンを建設
- タイプB・C:日本側が建設した施設を参加国が使用
タイプAパビリオンの進捗状況:
- 53カ国がタイプAでの出展を予定しています。
- しかし、準備に遅れが見られ、懸念が高まっています。
- 8カ国がまだ着工に至っていません。
- 14カ国は施工業者すら決まっていない状況です。
準備の遅れの要因
対策
準備の遅れに対して、日本側は以下のような対策を講じています。
- 政府や地元自治体、民間企業との協力体制の強化
- 海外パビリオンの準備加速のための調整
- 閣僚や在京大使への働きかけ
吉村洋文大阪府知事は、「必ず2025年4月に間に合わせるように他の海外の国々と調整しながら進めています」と述べており、開幕に向けて懸命な努力が続けられています。
しかし、一部のパビリオンが開幕に間に合わない可能性も指摘されており、今後の進展を注視する必要があります。
【大阪ヘルスケアパビリオン 概要】
名称:大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn
会期:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
開催場所:夢洲(大阪市臨海部)
出展者:大阪府、大阪市、2025年日本国際博覧会協会大阪パビリオン推進委員会、
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会大阪パビリオン
WEBサイト https://2025osaka-pavilion.jp/
協賛社一覧 https://2025osaka-pavilion.jp/sponsors/
<出展参加のテーマ>
REBORN “「人」は生まれ変われる” “新たな一歩を踏み出す”