Yay!(イェイ)は、株式会社ナナメウエが2020年にサービス運用を開始したSNSサービスで、基本的に匿名での利用可能で、同じ趣味のユーザー同士で集えるサークル機能やグループ通話機能などを通じて、誰もが新たな居場所を作ることができます。
サービス開始以来、順調にユーザー数を伸ばしてきています。
そんな国産SNSに何が起きたのでしょうか。
国内のSNS「Yay!」は新しく暗号資産を発行して、IEOを行うと宣言 従来にはないSNSに暗号資産が付いたサービス形態
国内のSNS「Yay!」は新しく暗号資産を発行して、IEOを行うと宣言しています。
Yay!自体そこまで人気のあるプラットフォームとは言えませんが、実社会で元々使われているサービスに暗号資産の機能がインテグレートされるという点で国内ユーザーからの注目が集まっています。
Yay!は、日本発のSocialFiを実現することを目指しています。
SocialFiとは、ソーシャルメディアとファイナンスを組み合わせた新しいコンセプトである。
暗号資産を使って、株式ではない金融を目指しているのが特徴。
そんなYay!運営の信頼が失墜する事件がありました。暗号資産YAYを獲得するための1,000ETHが上限のステーキングキャンペーンが開催され、運営側が「5分で上限が埋まりました」と宣言しました。
しかし、暗号資産の台帳を確認すると、キャンペーン開催前から700のETHが既に入っていて、インサイダーがあったことが露呈しました。
暗号資産の透明性が発揮された場面でした。その結果Yay!の関係者やプロジェクトはユーザーを騙している、と全方面から批判を浴び、信頼が失墜しました。
暗号資産の台帳を確認できるが故に、インサイダーが明るみに! リスク管理が重要になっている。
本件は暗号資産に関するリテラシーの高いメンバーがいれば、簡単に予測ができて防ぐことも容易な内容でした。
暗号資産の取引は、株式の取引とは違い、台帳を誰でも確認できるという特徴を持っています。
Web3プロジェクトの進行は、その透明性の高さから今までのビジネスとはまた違う側面でのリスク管理が必要です。
今回のキャンペーンでの失態が、今後のYAY(イェイ)のサービス展開に影響を与えないか、懸念されます。
リスク管理体制を充実され、透明性の高い運営を期待したいですね。
ビジネスeye
YAY(イェイ)は、主に若い世代をターゲットにしており、同じ趣味や興味を持つユーザー同士が交流できる場を提供しています。暗号資産も発行しているのが特徴です。
主な機能
- サークル機能: 共通の趣味や関心を持つユーザーが集まれるコミュニティ機能
- グループ音声通話: 最大12人で楽しめる音声通話機能
- 匿名性: 基本的に匿名でのコミュニケーションが可能
特徴
- 国産SocialFiの実現: 日本発のSocialFiプラットフォームを目指している
- Z世代向け: 若い世代のニーズに合わせたサービス設計
- 新しい繋がりの創出: リアルな友人関係よりも、新しい出会いを重視
- 暗号資産YAY: プラットフォーム内で使用される独自の仮想通貨
- 急速な成長: 2024年8月時点で登録ユーザー数が900万人を突破
ユーザーの利用傾向
Yay!は「常時接続SNS」としての性質も持ち、特にコロナ禍を通じて、長時間音声通話を繋いだまま雑談をするような使い方が浸透しました。
創業者の理念
株式会社ナナメウエの代表取締役である石濵嵩博氏は、「1回きりの人生だからリスクをとって挑戦する」という理念のもと、新しいSNSの形を追求しています。Yay!は、既存の大手SNSとは異なるアプローチで、特に若い世代のユーザーを中心に急速に成長している国産SNSサービスと言えます。