
オンライン英会話サービス最大手のDMM英会話が運営する英会話コーチングサービス「DMM英会話コーチング」のサービス内容がリニューアルされることになり、10日8日に東京・六本木のDMM.com本社でメディア向けの説明会が行われた。
「1日1時間無理なく続けられる英語学習」をコンセプトに、月額44,000円からという業界水準3分の1の低価格で提供される本サービス。担当者の話から“安いだけじゃない”その魅力を探ってきた。
高品質・低価格で「英会話コーチングを世に広めたい」
2013年のサービス開始以来、累計会員数100万人を突破し、オンライン英会話業界をリードする存在になっている「DMM英会話」。
今年6月に始まった姉妹サービス「DMM英会話コーチング」も、既に100名を超える受講者へのアンケートで5段階中平均4.7点以上の高評価を受けており、ユーザー数が増加する中、今回のリニューアルでは料金プランなどの改定が行われた。

この日の説明会では、DMM.com英会話事業で事業責任者を務める川上拓史氏が始めに登壇し、DMM英会話のこれまでの歩みとDMM英会話コーチング開始の意図を説明。
「世間のリスキリング意識の高まり」や「AIにはできないコーチングならではの伴奏や励まし」を理由にあげつつ、「英語を喋るニーズが広がってきている中で、コーチングについてはまだ“ガチ層向け”という印象が強い」とし、「DMM英会話だからこその高品質でありながら手の届く価格を実現することで、英会話コーチングを広く世に広めていきたい」と話した。
採用率10%の狭き門を通過した日本人コーチが伴走指導
続いて、同社が以前から提供する法人向け英会話コーチングのサービス設計などに携わってきた、DMM英会話コーチング担当者の佐藤奈美氏が、本サービスの特徴とリニューアルについて説明を行った。

今回のリニューアルでは、隔週1回のコーチ面談に1日60分の英語学習がセットになった「レギュラープラン」と、週1回のコーチ面談に1日120分の英語学習がセットになった「インテンシブプラン」という2つのプランを用意。
どちらも12週間プランと24週間プランを設け、24週間のレギュラープランの場合、月あたりの料金は44,000円となる。
入会金は無料で、サービスに満足できない場合、初回面談から2週間以内であれば全額返金に対応する。

(当日配布資料より抜粋)
佐藤氏がサービスの強みとしてあげたのは、「第二言語習得論に基づく、英会話上達に適した学習カリキュラム」「経験豊富な日本人コーチ」「DMM英会話で実績ある自社教材や単語学習アプリを組み合わせた効率的な学習」の3点だ。

(当日配布資料より抜粋)
このうち日本人コーチは、「自らの努力で後天的に英語力を身に付けた人物」「英語を使った実務経験者や英語教育のプロ」という2つの観点で採用。
採用率10%という狭き門をクリアした人物が専属でコーチに付き、かつて自身も自己の努力で英語を身に付けた視点で、受講者に合ったカリキュラムの作成や効果的な学習のための指導を行う。
また、DMM英会話と共通のカリキュラムや教材を用いているため、「コーチングで自分に合った学習方法を身に付けた後、DMM英会話の一般会員として学びを続けていただくことで、悩みのない学習機会を提供できる」と佐藤氏。
リニューアルに合わせ、Web動画広告も展開
学習プログラムは主に「コーチ面談」「予習」「英会話レッスン」「復習」「単語学習」「シャドーイング」「英作文・文法(インテンシブプランのみ)」で構成され、具体的なスケジュールの例は次の通り。

(当日配布資料より抜粋)
コーチからは毎日(平日)の学習報告に対するアドバイスがあるほか、分からないことがあればチャットでの問い合わせも可能。
常に悩みを抱えない状態で、高いモチベーションを維持しながら学習に臨むことができる。

今回のリニューアルに合わせてWeb動画広告の展開し、今後は2026年度以降の開始を目途に子ども向けや試験対策のサービスも計画しているという「DMM英会話コーチング」。
既にTOEICスコアが200点アップした受講者の例も出ているといい、英会話を始めたいが何から始めればいいか不安な人や短期間で英語力をアップさせたいという人には、まさにもってこいのサービスだと感じた。