AIによるなりすましやフェイク動画による詐欺事件が増加しています。それらの犯罪行為にどう対処して騙されないようにするかを知っておくことが犯罪に巻き込まれない一番の方法です。
AIの正しい活用方法と特殊詐欺やなりすましなどの犯罪対策セミナー
日本と海外をつなぐグローバル企業として、システム開発事業・人材派遣事業などを展開しているLandBri dge株式会社(本社:埼玉県越谷、代表取締役:三森一輝 以下、当社)は、2025年9月19日(金)、「AIリテラシー向上セミナー」を開催いたします。
市民、特に高齢者の方に向けて、AIを安心・安全に使いこなすための知識と対策を伝えます。
講師は、元埼玉県警の特殊部隊出身という異色の経歴を持つ当社代表・三森一輝。
生成AIの普及で生活が便利になる一方、特殊詐欺やフェイクニュースなど、AIを悪用した新しい犯罪手口も広がっています。
警察現場で培った犯罪知識と、最先端AIの知見を掛け合わせ、市民に分かりやすく解説します。

日時: 2025年9月19日(金) 13時30分~15時30分
場所: 越谷市中央市民会館 〒343-0813 埼玉県越谷市越ヶ谷4-1-1
対象/定員: 市民の皆様(特に高齢者の方)/30名
参加費: 無料/事前予約制、当日参加も可

■急速に広がるAIの光と影、正しく学ぶ機会を提供最新AIの基礎から悪用事例までAIの仕組みや活用事例に加え、特殊詐欺やフェイクニュースなどの悪用事例を具体的に紹介。日常生活で役立つ「防ぐためのチェックポイント」もお伝えします。
【 講師 LandBridge 代表 三森一輝 】

元警察官という異色のキャリアを持ち、現在はIT起業家として活躍。
2022 年にLandBridge株式会社を設立し、最先端のAI技術を活用したシステム開発やDX支援を手がける。地元越谷を拠点に、子どもや高齢者を対象にしたAI教育活動にも積極的に取り組んでいる。
AIはこれからの社会に欠かせない存在です。
しかし便利さの裏で、思わぬリスクも潜んでいます。このセミナーでは、私の警察経験をもとにした具体的な対策と、AIの正しい使い方をお伝えします。
地域の皆さまが安心して暮らせる未来を共に作っていきたいと思っています。
【 会社概要 】
会社名 | : LandBridge 株式会社 |
本社 | : 〒343-0827 埼玉県越谷市川柳町2丁目 401 |
代表取締役 | : 三森一輝 |
事業内容 | : DX 支援、ソフトウェアの企画・開発・運用、UX/UI デザイン、プロダクトの企画・開発・運用 |
URL | : https://landbridge.co.jp/ |
ビジネスeye
AI技術を悪用した犯罪は、近年急速に巧妙化し、特殊詐欺やフェイクニュース、偽動画・偽音声生成を使ったなりすまし、マルウェアの自動生成など、多様化しています。
主なAI悪用犯罪の手口
ディープフェイク・なりすまし詐欺
- AIによって音声・映像を本人そっくりに生成し、家族や友人、警察官、企業幹部などになりすまして金銭を要求する事件が急増しています。
- 香港では、動画偽装されたビデオ会議で企業の会計担当者が38億円以上を詐欺グループに送金した事件も発生しています。
声・音声コピー詐欺
- 3秒程度の音声サンプルで本人そっくりの声を忠実に再現するAI(VALL-Eなど)を悪用し、親族や知人の声で緊急事態を装い、金銭を騙し取る「オレオレ詐欺」が非常に巧妙化しています。
偽投資・広告詐欺
- SNSで有名人の顔や声を偽造した動画・広告を配信し、「この人が勧めているから安全」と思わせて偽の投資や商品の購入を誘導する事例が横行しています。とくに高齢者が標的になりやすいです。
AIチャットボット型詐欺
- 公式サイトそっくりの偽ホームページにAIチャットボットを設置し、個人情報やクレジットカード情報などを自然な会話で盗み出す手口も急増しています。
マルウェア・ランサムウェアの自動生成
- 専門知識がなくても、生成AIを使ってマルウェアやランサムウェアを作成できる事例が出てきており、実際に日本国内でも検挙・有罪判決が言い渡されています。
その他の進化した手口
- 不正アクセスの自動化(eSIM契約の転売など)、フィッシング詐欺のリアルなメール・SMS生成、高度な自動化による「流動型犯罪グループ」の活動効率化などが報告されています。
特徴と対策のポイント
- AIによる犯罪は「リアルな本人に見せかける」「大量に自動生成できる」「SNSやメッセージアプリを使う」点が従来よりも格段に巧妙です。
- 自分の「声」や「画像」がネット上にあると、なりすましの材料に使われやすいので注意が必要です。
- 高齢者やITリテラシーが高くない層がターゲットになりやすいため、家族間でも情報共有や常識外の要求への冷静な対応が、防衛策となります。
まとめ
特殊詐欺やフェイクニュース、なりすましなど、AIの悪用によって生まれる新手の犯罪手口は急速に多様化し、リアルかつ大規模な被害につながっています。
最新情報を知って対策を講じることが非常に重要です。
家族で今すぐ始めるAI特殊詐欺の防御策
AI悪用犯罪の被害を防ぐため、今すぐ実践できる具体的な対策は以下の通りです。
1. 家族で「合言葉」を決める
- 家族のみが知る秘密の合言葉(思い出の場所・ペット名など)を事前に設定し、本人確認が必要な場面で確認し合う。
- 不審な電話・メッセージが来た際、「合言葉は?」と尋ねるだけで、なりすまし詐欺を高確率で防げる。
2. 緊急の金銭・個人情報要求には必ず直接確認
- 声や映像が本物に見えても信用せず、別の方法(既存電話番号や直接対面)で家族に必ず再確認する。
- 不審な連絡は即座に「無視・切断」し、冷静に対処する。
3. SNSとネット公開情報の見直し
- 写真・音声・個人情報の公開範囲を最小限に制限し、不要な情報は削除する。
- アカウントも「公開範囲」「フォロー許可」など設定を強化し、個人情報流出を防ぐ。
4. セキュリティ対策の実施
- パスワードは長く・複雑にし、使い回しを絶対に避ける。
- 二段階認証の設定・セキュリティソフトの導入・OSのアップデートも定期的に行う。
5. フェイク動画や偽情報への警戒
- 怪しい動画・画像・メッセージは公式情報・逆画像検索・AI検出ツールなどでファクトチェックし、不明なものは絶対に拡散しない。
6. 家族・信頼できる人との情報共有
- 定期的に最新の詐欺手口や防止策を家族や身近な人どうしで話し合い、情報共有・対策会議をする。
- 地域や自治体の防犯情報も定期的にチェックする。
万が一被害を疑ったら
- すぐに警察・弁護士・金融機関へ連絡し、相談と対応を受ける。
- 詐欺相談窓口も積極的に利用することで、拡大防止と迅速対策につながる。
以上の対策を意識すれば、AI詐欺犯罪の多くから自身と家族を効果的に守ることができます。